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城東区がどのようなところなのかを分かりやすくするために近隣区と比較しました。
区の面積が比較的広めであり、人口、職員数、居住支援法人数が多く、高齢化率が低めであることが分かります。生活保護率は少し高めなのが分かります。
○問題点…城東区に限らず、役所内に居住支援専門の窓口が存在しないため、複数の課との連携、情報共有が必要となります。住宅セーフティネット登録住宅が少ないです。
○現況…空家が増加傾向にあり、老朽危険家屋の管理不全が心配されています。
○課題…悪質な「ゼロゼロ物件」が存在しており、駅前で勧誘されることがあると報告を受けたため、その実態調査と情報共有が課題となっています。
連携体制を作る準備として、①支援体制調査、②居住支援のための広報活動、③居住支援のためのマニュアル作成、④居住支援のための会議の開催、⑤居住支援相談の窓口設置・運営の活動を行なっています。
城東区将来ビジョンは「地域が支えあい、住みなれた場所で安心して暮らせるまち」です。そのビジョンを達成するために、私たちには何ができるのでしょうか。
住宅確保要配慮者の所在を確認したり、災害や疫病等により急激に増加した場合に向けて、配慮を事前に把握したり、連携体制を構築したり、ストックしておく必要があると考えます。住宅の確保により、生活の安定を支え自立支援を促すことも大切です。以上のことを実現するために、広報活動を行い、各種関係者から情報を集約することができると思います。
●城東区の居住支援の方針
住宅確保要配慮者に向けた住宅ストックの確保と拡充に向けた情報発信、日常的な居住における福祉ネットワークの作成と転居における柔軟で迅速な体制づくりを方針としています。
●連携体制の事業内容
現在の事業内容として、連携先を確保するための事業者訪問、事業者が参加する会議や研修会、勉強会の開催、大阪府、大阪市、城東区役所の関係部局との各種打ち合わせ等を行う場の設定に取り組んでいます。
●強み(Strengths)
公共交通機関が発達しており、人口が大阪市の中でも4位と比較的多いです。子育てに関する助成が充実しており、児童福祉施設も充実しています。
●弱み(Weaknesses)
高齢化が進行しており、要介護配慮者の増加や虐待など多様な問題が発生しています。生活保護率も全国の保護率を上回っており、住宅セーフティネットの登録も少ない現状です。
●機会(Opportunities)
大阪公立大学のキャンパスが設置されたり、2025年には大阪万博があるということで新しく色んな人が来たり、雇用が増えたり、店が増えることが予想され、新しい機会になるのではと考えます。
●脅威(Threats)
高齢化の著しい進行が脅威となっています。そのため、病床が不足する恐れがありますが、半数近い区民が自宅での療養・見取りを希望しているという現状です。