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症状や服薬の管理といった訪問看護の医療支援の方向性も、利用者さんに関わる介護や福祉サービスの事業者様と密接に連携を取り決定していきます。医療支援だけを独立させず本人や関係者への連絡や説明を徹底いたします。その際に弊社の訪問回数の理由も看護計画にそって説明し不信感を無くすよう努めます。
訪問看護の医療支援の背景にある問題にも連携の福祉事業所と話し合い、地域生活の総合的な解決を目指します。特に金銭管理の不具合による生活の破綻、住環境の悪化による住まいの喪失を防ぐために、訪問看護事業部と弊社の別事業部が連携を取り成年後見制度等を活用して、利用者の暮らし全体を支援いたします。
訪問看護と連携する福祉施設に、十分な医療体制を確保していることを評価する各種加算を取得してもらって連携先の収益を向上するよう調整いたします。加算の算定条件や自治体への届出も弊社が無償で代行し、連携先の福祉事業所の体制を向上させることで地域で支援体制を万全にすることを目指します。
私たちは精神疾患を持つ当事者の方の病状に対して、単純な服薬管理による薬物治療を行いません。当事者を単なる対象者として扱わず、その方が訴える「生きづらさ」にしっかりと耳を傾け、客観的な視点を合わせて、その方全体を正確に分析いたします。そのためには病状や服薬の副作用に加えて、社会的生活や心理的特徴を時間をかけて丹念に聞き取っていく必要があります。それゆえ私たちは他社の数倍のアセスメントを行い、当事者の「生きづらさ」の原因にアプローチし、回復と成長の可能性を高める訪問看護をします。
精神的疾患を持つ当事者は多くの場合、過去にイジメやDV等によるトラウマを抱えられています。そのため私たちは綿密なアセスメントによりトラウマの想起原因を割り当て、あらゆる場面でトラウマになる可能性を考慮して環境に配慮する支援をいたします。このようなトラウマを理解した支援はトラウマ・インフォームドケア(TIC)と呼ばれており、それによりトラウマに惹起された精神疾患の症状を抑え、減薬の可能性を探り、当事者の方が抱える「生きづらさ」を少しでも減らす支援を目指します。