はじめに
一般社団法人みのりサポートから戸根が、城東区まちづくりセンター主催の「第7回城北寝屋川口水門見学会」に参加してまいりました。
第7回を迎えるこの見学会の発端は、住民の皆様があまり見慣れた街のシンボルである水門の役割について実は知らないという気づきから始まったそうです。
河川を扱う大阪の行政の方に水門へ来ていただき、普段は柵がある水門施設の中へ入れてもらい、水門の役割について分かりやすく教えていただきました。その全ては詳しくお伝えできませんが、少しまとめさせていただき、地域防災に目を向けるきっかけになればと思います。
水門の役割
かつて城北川を含む寝屋川流域は、昭和40年代以降の急激な市街化により、度重なる震災被害にあいます。というのも、田畑や地面はコンクリートやアスファルトになって雨がしみこまなくなったからです。そして大量の雨は下水道や河川に集中することになってしまいました。
(大阪市建設局「城北川改修事業」2002年、より)
(大阪市建設局「城北川改修事業」2002年、より)
そこで総合治水対策が始まります。護岸の補強をし、また寝屋川口水門の改築を行いました。そしてそれにより、大雨時に水門を開放して、寝屋川の洪水の一部を大川へ放水できるようになりました。つまり、この水門の仕組みのおかげで、私たち近隣住民は水害に悩まされることなく、安全に暮らすことができるようになりました。
水門の役割はまだあります。毎日、水門を利用して、大川の綺麗な水を導き入れる役割もあります。そのお陰で水は滞留せず、より良い水環境を作ることができるようになりました。現在ではこのような操作は遠隔で行われているそうです。
おわりに
このように城北寝屋川口水門は私たちの生活を水害から守ってくれる大切な存在です。そして日々キレイな水を導き入れることで地域の生活環境は向上いたしました。
私たち一般社団法人みのりサポートは権利擁護や居住支援の観点から主に地域の方をサポートいたします。ただその時に、私たちの活動が地域の良好な環境形成に寄与するものでなければいけません。
時に水害など災害が起こった時でも、私たちの活動は続きます。むしろそのような非常時に、私たちが迅速に対応して、地域の方にできることを率先して実行する必要があります。ですから、私たちの環境を整える様々な地域の仕組みに注意を払い、その役割を把握しないといけません。
今回の水門見学会は、私たちの活動が地域に根差すものになるための大事なヒントを教えてくれた気がいたします。
末尾になりますが、この度の見学会を企画して頂きご紹介頂いた城東区まちづくりセンターの皆様に感謝申し上げます。
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